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【吉田医師によるダイエット講座】ローファットダイエット

こんにちは、医師の吉田です。

大会まで1ヶ月半となり、減量もやや厳しくなってきました。

診療中もとにかくお腹がすくので、炭酸水をガブ飲みして耐えています(泣)

 

今回は、僕が今行っているローファットダイエットについてお話ししたいと思います。

このダイエットは単純で、1日の総脂質の量を抑えるダイエットです。

具体的に言うと、女性で1日30g~40g、男性で40g~50gに抑えます。

脂質を抑えている分、炭水化物を割と食べられるので継続するのに向いたダイエットです。

 

しかし、この1日の総脂質量を抑える、というのはやってみると実はとても難しいのです。

なぜなら日常食べるものにはほとんど脂質が含まれているため、その積み重ねで簡単に1日の制限を超えてしまうからです。外食中心の人はなおさらです。

前回お話しした炭水化物を気にするのではなく、とにかく口に入れる脂質の量を細かく気にしなくてはなりません。1日3回食事をするとして、1回の脂質の量を女性は10g前後にしなくてはならない訳です。食材や使われている油、ドレッシングなど全て含めてなので、相当気をつけなくてはいけないのです。

さらにこのローファットダイエットを成功させるためには、もう1つ大切なことがあります。

それは摂取する脂質をすべて質のいいものに変えるということです。

 

それでは、質のいい脂質って何でしょうか。

細かい話しをすると長くなってしまうので、具体的に列挙してみます。

【質のいい脂質】 卵、青魚、サーモン、ナッツ、納豆、豆腐、アボカド、乳製品、オリーブオイル・・・・

【質の悪い脂質】 ひき肉、バラ肉、鶏肉の皮、ソーセージ、サラダ油、揚げ物、バター、菓子パン、お菓    子・・・

つまり、ハンバーグ、シューマイ、から揚げ、フライドポテトなどはもちろん、外食は食べられないものが多くなっていまいます。たまに好きなものを食べることはいいと思いますが、普段の食事では質のいい脂質を選んで、量を抑えて食べる必要があります。

何を食べていいか分からないときは、和〇〇にしてあげるのがオススメです。

和定食、和風パスタ、和菓子・・・和風ハンバーグはダメですけど。

あと、味付けにも気を付けましょう。

ドレッシング(特にごまだれ)、マヨネーズ、チーズは避けましょう。

その代わり、醤油、ケチャップ、ソース、麺つゆ、焼き肉のタレ等は脂質0なのでOKです。

炒めるときも油を使わず、クッキングホイルを敷いて炒めるといいですよ。

そう考えると、日本の朝ごはんて最高なんです。鮭、卵、納豆に白いご飯・・・PFC完璧です。

 

慣れるまでに少し大変かもしれませんが、慣れてしまうとローファットダイエットはとても継続しやすいいいダイエット方法です。僕は人の食べてる物の脂質までチェックするクセがあるので、後輩に脂質警察と呼ばれていました・・・

 

今回はダイエットについて簡単にお話ししましたが、次回はダイエットと部分痩せについてお話ししようと思います。