- 2025.07.07
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【医師が徹底解説】夏前に毛穴引き締めたい人必見!毛穴治療の選び方のポイント
みなさん、こんにちは。
医師の吉田です。
季節がら最近は毛穴が気になる、と相談されることが多いです。
今回は毛穴治療について解説したいと思います。
そもそも毛穴治療ってなんなのでしょうか??
シミは無くすことが目的です。
しかし、毛穴は無くすことができません。何故なら、毛穴には毛穴の役割があるからです。
毛穴は皮脂腺と繋がっていて、皮脂を分泌する役割があります。皮脂を分泌することにより、皮膚を保湿し、外敵から皮膚を守っているのです。
つまり、毛穴治療は毛穴を無くすことが目的ではなく、皮脂の過剰分泌を抑制し、毛穴の構造的な問題を解決することにあります。
皮脂の過剰分泌は、食生活・睡眠・ストレス等と深く関わっていますし、毛穴の構造はアンチエイジングと深く関わっています。
実は毛穴治療は、複雑で奥が深いのです。
ここでは、クリニックでできる毛穴治療を、毛穴のタイプ別に解説したいと思います。
【開き毛穴】
原因としては、まずは皮脂の過剰分泌です。
ハイドラフェイシャルやサリチル酸ピーリング、スキンボトックス等で毛穴をきれいにして、皮脂の量をコントロールしましょう。
これだけで効果が不十分な場合、さらに毛穴を構造的に引き締める施術が必要になります。
具体的には、ダーマペン、ピコフラクショナルレーザー、レーザーフェイシャル、ケアシス等です。
【黒ずみ毛穴】
皮脂の過剰分泌から、毛穴に角栓がつまった状態です。
ハイドラフェイシャル、サリチル酸ピーリング等で毛穴をきれいにする必要があります。
黒ずみが色素沈着となっている場合は、さらにピコトーニングレーザーが必要となります。
【たるみ毛穴】
肌の張りや弾力の低下によるものです。
シルファーム、シャワーハイフ、ボルニューマ、ジェネシス、水光注射、ジュベルック等リジュビネーション治療が主体となります。
もちろん、毛穴のタイプはこれだけではなく、さらに複雑に重なって存在しています。
毛穴も複雑なら、毛穴治療も複雑なんです。
また、毛穴治療と色素治療は基本的に両立はしません。
毛穴治療は、ハイドラフェイシャルやピーリング、ケアシス以外は、皮膚には負担となる治療が多いです。
特に肝斑・くすみがある部位への毛穴治療は、肝斑・くすみを悪化させる可能性があります。
そのため、毛穴治療を行う箇所はVISIAでしっかりと診断した上で行う必要があります。
その点、シルファームやハイフ、ボルニューマ、ジェネシス等のリジュビネーション治療は全く問題なく行えます。
まずはしっかり診断することが大切です。
毛穴が気になる方は、カウンセリングの際ご相談ください。