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【医師が徹底解説】夏前に毛穴引き締めたい人必見!毛穴治療の選び方のポイント

みなさん、こんにちは。

医師の吉田です。

 

季節がら最近は毛穴が気になる、と相談されることが多いです。

今回は毛穴治療について解説したいと思います。

 

そもそも毛穴治療ってなんなのでしょうか??

 

シミは無くすことが目的です。

しかし、毛穴は無くすことができません。何故なら、毛穴には毛穴の役割があるからです。

毛穴は皮脂腺と繋がっていて、皮脂を分泌する役割があります。皮脂を分泌することにより、皮膚を保湿し、外敵から皮膚を守っているのです。

つまり、毛穴治療は毛穴を無くすことが目的ではなく、皮脂の過剰分泌を抑制し、毛穴の構造的な問題を解決することにあります。

皮脂の過剰分泌は、食生活・睡眠・ストレス等と深く関わっていますし、毛穴の構造はアンチエイジングと深く関わっています。

実は毛穴治療は、複雑で奥が深いのです。

 

ここでは、クリニックでできる毛穴治療を、毛穴のタイプ別に解説したいと思います。

 

【開き毛穴】

原因としては、まずは皮脂の過剰分泌です。

ハイドラフェイシャルやサリチル酸ピーリング、スキンボトックス等で毛穴をきれいにして、皮脂の量をコントロールしましょう。

これだけで効果が不十分な場合、さらに毛穴を構造的に引き締める施術が必要になります。

具体的には、ダーマペン、ピコフラクショナルレーザー、レーザーフェイシャル、ケアシス等です。

 

【黒ずみ毛穴】

皮脂の過剰分泌から、毛穴に角栓がつまった状態です。

ハイドラフェイシャル、サリチル酸ピーリング等で毛穴をきれいにする必要があります。

黒ずみが色素沈着となっている場合は、さらにピコトーニングレーザーが必要となります。

 

【たるみ毛穴】

肌の張りや弾力の低下によるものです。

シルファーム、シャワーハイフ、ボルニューマ、ジェネシス、水光注射、ジュベルック等リジュビネーション治療が主体となります。

 

もちろん、毛穴のタイプはこれだけではなく、さらに複雑に重なって存在しています。

毛穴も複雑なら、毛穴治療も複雑なんです。

 

また、毛穴治療と色素治療は基本的に両立はしません。

毛穴治療は、ハイドラフェイシャルやピーリング、ケアシス以外は、皮膚には負担となる治療が多いです。

特に肝斑・くすみがある部位への毛穴治療は、肝斑・くすみを悪化させる可能性があります。

そのため、毛穴治療を行う箇所はVISIAでしっかりと診断した上で行う必要があります。

その点、シルファームやハイフ、ボルニューマ、ジェネシス等のリジュビネーション治療は全く問題なく行えます。

 

まずはしっかり診断することが大切です。

毛穴が気になる方は、カウンセリングの際ご相談ください。