- 2025.04.22
- お知らせ
ローカーボダイエットの問題点
みなさん、こんにちは。医師の吉田です。
6月の大会に向けて絶賛減量中ですが、今は体重の停滞と格闘しています・・
ダイエットが進むと、体は基礎代謝を下げて必要なエネルギーを確保しようとします➡体重の停滞
これをホメオスタシス(恒常性維持)と言います。体は賢いのです。
この時に安易にカロリーを下げ続けると、最終的に体との勝負に負けてそのダイエットは失敗します。
なるべく摂取カロリーは下げず、運動量を増やしたり、PFCバランスを調節したり、逆にカロリーを一時的に上げたりして対応します。
あと僕がよくやるのは “待つ” ですね。自分のやってるダイエットを信じてただ待つんです。
そうすると、何日か過ぎたあと(経験的に5日か6日位)体重がスッと落ちたりします。
この辺は経験とか勘に頼る部分が大きく難しいですね。
前回
①脂肪を抑えるローファットダイエット
②糖質を抑えるローカーボダイエット・ケトジェニックダイエット
についてお話しをしました。
そして、オススメは①のローファットダイエットで②のローカーボダイエットには問題点がある・・と。
そもそもローカーボダイエットとケトジェニックダイエットは何が違うのでしょうか?
ローカーボダイエットは、ただご飯を残す、麺を食べない等適当に糖質制限をするだけのダイエット
ケトジェニックダイエットは、糖質をほぼカットして、摂取エネルギーの6割以上を脂質から取るダイエット
です。
もちろん糖質を取りすぎては痩せません。一般的に糖質は取りすぎの傾向にあります。
そのため、糖質の量を制限することはとても大事です。もちろん僕もやっています。
しかし、ご飯をまるごと残しておかずだけ食べるようなダイエットはオススメできません。
その理由として、糖質は水分とくっついているため、ダイエット開始当初は水が抜けて見かけの体重がストンと落ちますが、それ以降は水分が戻ってきて全く落ちなくなるからです。
また、ご飯だけ残す等、大切なエネルギー源である糖質を大幅にカットすると、PFCバランスが崩れて活動的に動くための十分なカロリーが摂取できず、疲れがたまり動くのを控える必要が出てきます。
糖質がエネルギーの主体である限り、例えご飯を残してもおかず、タレ、デザート、お菓子など体は強い空腹感で糖質を求めてエネルギーを補おうとします。強いストレスからリバウンドにつながってしまいます。
この欠点を失くしているのが、ケトジェニックダイエットです。
糖質を極限までカットする分、しっかりと脂質でエネルギーを補い、活動するエネルギーを糖質から脂質に変更してしまう画期的なダイエット方法です。体重の落ちに関しては目を見張るものがあり、相当効果の高いダイエット方法と言えます。このケトジェニックダイエットに筋トレを組み合わせて成果を上げ一躍有名になったのが、某ライ〇ップです。短期間で劇的に体を変えたいなら、ケト+筋トレ、これはもう常識なんです。
ただし、このダイエットはかなりの知識と経験が必要になってきますので、初めての方にはあまりオススメしません。最初は誰かに習ってやったほうがいいと思います。
そのため、僕がオススメするのはローファットダイエットなんです。
脂質の量と内容にこだわるだけで特に難しいことはなく、継続することも可能です。
僕もずっとこのローファットダイエットで減量しています。
次回はこのローファットダイエットについて、お話ししたいと思います。