- 2025.05.23
- お知らせ
部分痩せの方法
みなさん、こんにちは。医師の吉田です。
大会まであと1ヶ月を切り、減量もいよいよカロリーを本格的に切り始め、厳しさが増してきました。
体脂肪率も1桁に突入し、とにかくお腹が空きます。そして寒い・・
昨日、自宅で犬にあげるご飯を混ぜてる時に、唾を飲んでいる自分がいました(泣)
しかし、大会で勝つためには仕方ありません。人は強い目標があれば、食欲すら凌駕するのです。
・・・格好いいこと言って本当は食べたいだけです。
以前部分痩せについてご説明いたしました。部分痩せは、基本的にできません、と。
もちろん医療の力を使えば可能となりますので、今回は部分痩せの具体的な施術について解説したいと思います。
①脂肪吸引注射
これは1.6~2.4mmの細い吸引管を用いて、皮下脂肪を直接吸引してしまう施術です。傷跡は吸引管が通るだけの小さな孔だけなので段々目立たなくなります。刃物を使って切る手術ではないので、内出血で紫になったり、大きく腫れたりすることはほとんどありませんが、術後1週間くらい吸引部周辺がほんのり黄色くなります。ただし、ここは個人差が大きく、元々脂肪の量が多い方はたくさん吸引する必要があるので、少し紫になりダウンタイムも長めになります。
その方の形に合わせて細かいデザインをして、彫刻刀で削るように余分な脂肪を除去していきますので、最も希望に近い形にできる施術と言えます。
②脂肪溶解注射
これは薬を注射して、脂肪細胞を溶かして部分痩せする施術です。薬の内容により多少異なりますが、基本的には一度では効果がでないため、複数回施術をする必要があります。ダウンタイムを取りたくない方、手軽に部分痩せを実感したい方にオススメです。しかし、脂肪量が多い場合はその効果を実感するまでに相当時間と回数を要するため、そのような場合は①の吸引注射の方がオススメです。
③ボルニューマ
RF(高周波)を用いた部分痩せ・引き締め治療機器です。表皮にダメージを与えることなく、真皮・脂肪層に均一に熱を加えることで皮膚・脂肪層を引き締めます。真皮に熱が加わることで、リジュビネーションが起こり、肌の張りが出て、小じわやシミの改善にもつながります。
リジュビネーションという概念は、美容においてとても重要なものなので、また改めて解説いたします。
④ハイフリニア
超音波を脂肪層~筋膜の1点に集中させてリフトアップ効果を狙うハイフに対して、超音波を脂肪層に線状に照射し部分痩せ・引き締めを狙う治療機器です。ボルニューマと比較すると、脂肪層深くをターゲットにしているため、脂肪層が厚めの方や、ドットハイフと共にリフトアップ効果を狙いたい方にオススメです。
⑤フェイスタイト
RF(高周波)を用いた部分痩せ・引き締めの医療機器です。カニューレを直接皮下に挿入し、皮膚の外側・内側両目からアプローチして、脂肪層~皮膚の引き締めを狙います。
以上が部分痩せの施術・機器になります。
なんとなく違いがわかりましたか?
全てに共通して言えるのは、部分痩せ=脂肪細胞の数の減少であり、一旦数が減った部位の脂肪細胞の数はその後変わらないということです。つまり、部分痩せした部位のリバウンドは起こりにくい訳です。
ここがリフトアップ治療との最大の差で、僕がカウンセリングでほとんどの方に部分痩せ治療をオススメしている理由です。リフトアップ治療は必ず継続して行っていく必要があるのに対して、部分痩せ治療は半永久的に効果が持続するのです。
かと言って、部分痩せで痩せられる量はたかだか何gの世界です。何kgも太ってしまったら、せっかくの部分痩せのラインも台無しになってしまいます。部分痩せ+ダイエット、これが僕の考える最強の美容治療です。
できればこれに筋トレも加えていただければ、言うことありませんね。
部分瘦せと言っても、方法は色々あることがおわかりいただけたと思います。
一度で効果を出したい、ダウンタイムがとれない、痛いのは嫌だ等々、その方の希望に合った施術をご案内いたしますので、ご興味ある方は一度カウンセリングにお越しください。