- 2025.06.02
- お知らせ
リジュビネーション治療
みなさん、こんにちは。医師の吉田です。
大会まで3週間を切りました。
優勝するために、後悔することのないようできる限りの事をする毎日です。
と、言ってもやってることはとても地味です。
決まった物を決まった量食べ、ひたすら歩き、そしてジムで追い込む・・・
クリニックからも応援が来てくれることになりました。感謝ですね(涙)
今日はリジュビネーションについてお話ししようと思います。
リジュビなんて言い方しますが、みなさん聞いたことありますか?
リジュビネーションとは、Rejuvenation(若返り)の事で、肌を若返らせる治療の総称を言います。
もちろん広い意味では、美容の治療は全てリジュビネーションと言うことになってしまうのですが・・・
ここでは少し意味を限定して解説したいと思います。
美容外科に来る方は、シミ、皺、ニキビ跡など皮膚表面の悩みが多いと思います。
それに対して、一般的に直接その悩みの元を消し去ろうとする治療が主体となります。
例えば、シミならレーザー治療、皺ならボトックス、ヒアルロン酸、ニキビ跡ならダーマペン等。
それに対して、リジュビネーション治療とは、根本的にそういった悩みが無くなるように皮膚を若返らせて治療しようとするものなのです。
もう少し詳しく解説します。
例えばシミ。
シミ治療にも色々な治療がありますが、主体はレーザー治療です。
レーザーとは特定の波長をもつ光の一種で、その波長によって様々な特徴がありますが、基本は色素に対しての治療となります。つまり、色のある部分(シミ)にレーザーをあてて、色を無くそうと言う治療です。
レーザー治療の問題点として、色のある部分のみの治療のため色ムラが出る可能性があること、再発の可能性があること、レーザーの効果が出にくい方がいる事、等が挙げられます。
それに対してリジュビネーション治療とは、色素の有る無しに関係なく肌全体に治療をして、この場合は表皮の基底層~真皮への若返りを図って、根本的にシミができにくい肌にしてしまおう、と言う治療です。
具体的にはシルファーム、ボルニューマ、シャワーハイフ、ピコジェネシス等がこれにあたります。
ピコトーニングやルビーフラクショナルも色素レーザー治療ですが、実はリジュビネーション治療の要素が大きいんです。色素に関係ないところにも熱を与えてますからね。
リジュビネーション治療の欠点は、効果を実感するのに時間がかかる事ですが、アンチエイジング治療とはそういうものなので、継続していくことが大切になります。
その点、ルビーフラクショナルは、色素に対しての即効性のある治療もしっかり効果を出しながら、さらにリジュビネーション治療もできる、というとても優秀なレーザー治療なんです!僕がカウンセリングでルビーフラクショナルをオススメするのは、これが理由です。痛いですけど・・・
おわかりいただけたでしょうか?
シミであれば、即効性のある色素レーザー治療と、ゆっくりと効果が長く続くリジュビネーション治療をうまく使い分けていくことが必要だと思います。どちらが正しいとかでなく、その方にあった治療を選択する必要がある、と言う事です。
ここは非常に難しいところになりますが、カウンセリングで最も効果的な治療方法を相談していきましょう。