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HIFUの種類について

みなさん、こんにちは。

医師の吉田です。

 

大会も終わって数日が経ち、あの辛かった減量の記憶が段々と薄れていってます。

あんな思いをして削った皮下脂肪が、こんな簡単についてしまうのか・・・

と思いながらも、毎日食べられる幸せを噛みしめています。

いつかまた挑戦する日のために、今後はもっとたくさん食べて、体を大きくしていこうと思っています。

 

 

今日はお問い合わせの多いHIFUについて解説したいと思います。

HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、高密度焦点式超音波治療の事を言います。

超音波エネルギーを目的の層に狙いを定めて照射する治療で、皮膚や周りの組織にダメージを与えることなく、目的の層にのみエネルギーを与える事が可能です。熱エネルギーを与えることにより、引き締めやリフトアップ効果が期待できるのです。

HIFUの中でもいくつか種類があるため、解説いたします。

 

①ドットHIFU

一般的にHIFUと言ったときは、このドットHIFUを意味します。超音波をドット(点)に集めて照射するため、HIFUの中でも一番強力で深い層に作用します。具体的には、脂肪層より深い筋膜というガッチリとした層に点で照射するため、強いリフトアップ効果が期待できます。皮膚のたるみが気になる方は、このドットHIFUがオススメです。

 

②アイHIFU

これもドットHIFUです。ただし、皮膚が薄く脂肪の少ない目周り専用のドットHIFUです。

 

③リニアHIFU

これは超音波を線状(linear)にあてるHIFUです。熱が線状にあたるので、点であたるドットHIFUに比べるとその強さでは劣ります。その代わりあたる範囲が広くなり、層が少し浅くなります。つまり、脂肪層に幅広く熱を与えられることになります。脂肪細胞を溶かすためには、そこまで高温にする必要がないためです。顎下やフェイスラインの部分痩せがご希望の方にオススメです。

 

④シャワーHIFU

これもドットHIFUです。ただし、狙ってる層がかなり浅い所で、皮膚の真皮層です。以前僕が解説したリジュビネーション治療に当たります。真皮に熱を加えることで、肌のタイトニングや肌質の改善、毛穴の引き締めなど幅広い効果を狙います。

おわかりいただけましたか?

HIFUだけでもこれだけ種類があるんですね。

吸引注射や糸リフトなどに比べて、ダウンタイムがなく気軽に受けられるのがいい所です。

さらに溶解注射と組み合わせて効果を高めることもできます。